三河木綿を語るとき、外せないキーワードのひとつが「刺し子織」。sasicco(さしっこ)のバッグは、長きにわたり受け継がれてきた伝統工芸によって、最大の特長である「丈夫」なのに「軽い」を実現しました。
補強や装飾のため、布地に別糸で刺し縫いをしたものを「刺し子」といい、それを模して織られた綿織物を「刺し子織」と呼びます。刺し子織は地の生地のところどころに太さや色の違う「刺し子糸」を加えて織ることで、刺し子の様々な文様を表しています。厚手で丈夫な木綿である三河木綿を使った刺し子織は、生地に三次元を感じさせる凹凸が生まれ、耐久性や保湿性、吸湿性に優れているのが特徴。耐火性にもすぐれていることから、江戸時代には火消しの衣装にも使用されていました。
そして三河木綿の刺し子織の歴史を語るのであれば、外せないのが柔道などの道着です。日々の激しい鍛錬を思い浮かべれば、どんなに丈夫な生地か想像できるのではないでしょうか。さらにはまるで纏う人の一部になるような肌なじみ、着心地の良さ。三河木綿の刺し子織は古くから現在まで変わることなく、武道を愛する人たちから親しまれています。
sasicco(さしっこ)のバッグには、三河木綿の刺し子織のなかでもとても柔らかく、手差しに近い風合いに仕上げたものを使用。刺し子織本来の持ち味である丈夫さを失うことなく、手に持った瞬間驚くほどに軽いバッグが完成しました。
生地そのものがとても魅力的で、使い込めば使い込むほど味のある風合いに変化するsasicco(さしっこ)のバッグに、きっと誰もが魅了されることでしょう。