三河木綿へのこだわり

日本における綿織物の発祥地、愛知県三河地区から
柔らかく丈夫な三河木綿を使用した製品づくりをします

古い文献である「類聚国史」や「日本後記」によれば、西暦799年崑崙人(こんろんじん。インド人といわれる)が愛知県幡豆郡福地村(現在の西尾市)に綿種をもって漂着し、村人に綿の栽培を教えました。これが日本の綿の伝来だといわれています。

江戸時代には三河地方で綿の栽培と綿織物が盛んになり、「三白木綿(さんぱくもめん)」として江戸地方へと送られるようになりました。厚地で丈夫なことから、帯芯や足袋底、また股引やのれんなどに使用されていたといいます。また、京都の貴族へ贈答品とされるなど、特産品としてとしても名を馳せるようになりました。

それまでは農家の副業的な意味合いで行われていた綿業ですが、時は進み明治時代になると作業場や工場なども稼働しはじめ、さらに大きな産業へと発展します。さらには西洋の技術を取り入れ「三河木綿」「三河縞(みかわじま)」というブランド名で全国へ広まりました。

質の良い綿織物として受け継がれている「三河木綿」。現在では昔ながらの用途である半纏や和服のほかにも、シャツや帽子、敷布など幅広い商品が展開されています。そして2007年2月、更なる発展と活用を目指し、三河木綿は愛知県の地域ブランドに認定されました。

sasicco(さしっこ)は、この愛知県三河地区でつくられた伝統ある三河木綿を使用し、良質な商品をお届けいたします。柔らかく丈夫な質感と風合いをお楽しみください。

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